とびだすそっくり生きもの 第2回 |
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擬態する生き物をそこそこ正確に紙で再現する今年度のおまけ、第2回目はその名もずばり「ミミック(mimic=擬態する)オクトパス」です。1998年にインドネシアで発見されたこのタコ、何に擬態しているのか不明なものまで含めると、40種類以上の変身パターンがあるそうで、「今、世界中の擬態ファンの間で注目の的なんです!」(by BRHの担当者さん)とのこと。実際検索すると数万件の画像や動画がヒットします。タコの知能が高いってのは有名な話で、ペットボトルの蓋を空けたり、先輩タコがエサを捕る姿を見て学習するタコも観察されているそうですが、これらの擬態もどこまでが本能でどこからが学習の成果なのか興味深いところです。
展示シートから飛び出しているのは「ウミヘビ」に擬態するミミックオクトパス。その他に「ミノカサゴ」「クラゲ」「シタビラメ」に擬態する写真を紹介しています。クラゲやヒラメに化けてもあんまり良いことはないような気もするんですが、もしかしたらからかって遊んでるだけだったりして。 |
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ところで、こういう球形のフォルムを持つモチーフをそのまま球状に再現するってことは、僕はほとんどやってきませんでした。でも何しろ今年度のコンセプトは「そこそこ正確」。観念してリンゴの皮むきパターンに挑戦しましたよ。ある程度の図面は理屈と計算で描けるけど、最後は試行錯誤がモノを言う領域です。机の上をタコの輪切りだらけにして、何とか納得の行く展開図にたどりつきました。それでもずいぶん幾何学的なんですが、そこは作風ということでよろしくです。
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