PAPER SHOES YEAR PAPER BACK GROUND |
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先日バックアップディスクを整理していたら、以前のハードディスクのクラッシュでこの世から消えたと思っていた、2年前のお仕事の完成画像を発見しました。せっかくなので更新します。白いものは撮影が難しく、写真がイマイチでごめんなさい。 渋谷区一の紙好きを自認するぼくも初耳だったのですが、合成皮革に自然な革の質感を出すために、各種の質感をもった特殊な紙をギュッとプレスして使用する加工法があるそうです。その特殊紙を製造するメーカーが、シューズデザイナーと組んで海外で展覧会を催した際に、ディスプレイ用の紙の靴の制作を依頼されました。写真ではよ分かりませんが、2足ともその特殊紙でできています。 シューズデザイナーさんが実際にデザインした靴がモデルであるため、完成品とともにその靴の型紙を貸し出してもらいました。考えてみたら当たり前なんだけど、もともとは平面である革から立体の靴を作る過程は、驚くほど紙工作にそっくり。のりしろにあたる部分なんかもちゃんとあって、型紙の通りに紙を切ってのりづけしていけば、すぐにでも靴模型ができあがりそうな勢いでした。ところがやっぱり違うのが柔軟性。革であれば伸ばせば足の形にフィットするところが、紙ではやはり無理があって、所々に切り込みを入れて丸みを再現しました。いやしかし写真で見てると実際履けそうですよね。よくできてんなー。久しぶりに見直した作品だから自分でもびっくりしてたりして。 |
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