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紙のおまけ |
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小学校6年生の理科の授業でこの4月から使用され始めた、東京書籍の教科書「新しい理科6」で、紙のおまけを作らせてもらいました。これがその教科書、手回し発電機を回す真央ちゃん(僕が勝手に名付けた)が目印です。
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裏表紙をめくると、巻末に綴じ込まれた2つ折りの厚紙がペロリと現れます。今回のお題は、B5サイズよりやや大きいこの紙2枚を使って、ポップアップタイプの人体模型を作れというものでした。右側が人体の台紙、左側が心臓や肺などの主要器官のパーツです。
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裏返すと、小学生向けにいつもより3倍ほど丁寧に描いた組立説明図があらわれます。んで、この説明図に従って切って折って貼り合わせると・・・
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じゃじゃん、裏表紙を開くと飛び出す「飛び出る人体模型」の完成です。内蔵の三次元的な配置が分かるように、それぞれのパーツをめくると、その裏面や奥に隠された内臓があらわれます。胃と肝臓の位置関係って、これ作るまでは僕もちゃんと理解してませんでした。
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飛び出すしかけ自体は決して新しいものじゃないんですが、紙2枚をいかに有効活用するかが悩みどころでした。1枚を切り離して2つ折りのカード状にして、その中にもう1枚の紙で作った人体を仕込むってのが当初の心づもりだったんすが、B5の半分、ハガキ大くらいのポップアップじゃ、ちょっと迫力に欠けますもんね。そこで思いついたのが、教科書本体の裏表紙もポップアップの台紙として活用するというものでした。この方法であれば、B5の紙全体を人体のスペースとして利用できます。見えますかね?裏表紙のノド付近に全体の動きの元となるパーツがのりづけされてるの。つまり一回組み立ててしまうと、好むと好まざるとにかかわらず、この内臓ポップアップは教科書本体と一体化して、6年生の残りの期間を子ども達と一緒に過ごすことになるのでした。内臓系が苦手な子どもにはちょっと申し訳ない。
そうそう、このおまけでは、内臓の絵も自分で手がけました。グロくならないように気をつけたつもりですが、たぶんこれまで描いた中で一番リアルな絵です。大腸の裏側を描くのに半泣きになりました。ちょうど今の季節、5月から6月にかけてがこの単元の学習時期だそうですから、小学校6年生のお子さんを持つお父さんお母さん、今日お子さんが帰ってきたら、理科の教科書の裏表紙をちょっとめくってみてください。もしまだ作ってなくても、先に作らせろってのはやめてあげてくださいね。 |
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