いまさらですみません。北京オリンピックに日本中が沸いた2008年の8月から9月にかけて、ド裏番組のNHK教育テレビ「趣味悠々 ペーパークラフトを楽しもう!」で、講師役を務めさせてもらいました。テレビの方はもうとっくに終了、不定期におこなわれていた再放送もたぶんもうないのですが、正直テレビより力を注ぎ込んだテキスト本の紹介がまだだったので、BRHカードの入稿が終わってホッと一息の合間を使って紹介させてもらいます。道具の使い方や紙の選び方から始まって、様々な立体の展開やのりしろの配置の仕方、最終的には強引にからくりペーパークラフト作り方までを説明した、これまでにあんまりなかったペーパークラフトの体系的な教則本ではなかろうか思っています。他にもいろいろな作家さんの作品紹介に加え、とどめは番組で使った展開図41種のデータを収録したCDまでついてたったの1260円。下の写真の展開図データも全部入ってますよ。さすがにもう店頭には並んではいませんが、AMAZONなどではまだまだ簡単に手に入りますので、気になった方は是非お買い求めくださいませ。

全7回だった放送に合わせて、テキストも全7章で構成。
第1章は、「切る」「折る」「丸める」「貼る」の、
ペーパークラフトの基本作業の道具と技術を紹介します。
これだけできればCDに収録のどーも君だって作れます。

第2章は基本中の基本の立体、直方体の作り方。
三面図の考え方やのりしろのつけ方もここでサラリと紹介します。
直方体を削っていくと、車の完成です。

第3章では直方体を更に削ったり組み合わせたりして、インテリアを作ります。
様々な色や質感を持つファインペーパーを使うといい感じです。

第4章では三角錐や円柱など、いろいろな立体を組み合わせて建物を作ります。
パーツ同士の接合のパターンもここで学びます。

第5章では紙を丸めてみましょう。
カクカクしていた立体が一気に有機的になります(なってない?)。
動物やキャラクターを作る場合には必須の技術です。

第6章ではペーパークラフトを動かしてみましょう。
なんで動かさなきゃならないかっていうと、僕が講師だからです。

最終回の第7章。これまでの技術を総動員して、
オリジナルのからくりペーパークラフトを作りましょう。
今だから話せますが、番組でふじいあきらさんが作ったことになっていた
からくり人形は、僕が作りました。ま、バレバレですね。