道具

●接着剤
 工作用、木工用ののりを使います。スーパーやコンビニで売っている、白くて、乾くと透明になるものです。シンナー系接着剤、瞬間接着剤は、ペーパークラフトには向きません・・・と、僕はずっと思っていたのですが、最近よく透明なシンナー系の接着剤を指定するペーパークラフトを見かけます。一度試してみます。
 図工の授業でよく使う「ヤマトのり」は、使えないことはないんでしょうけど、乾くまでの時間が長すぎるのでおすすめしません。スティックのりは、展開図が平らなうちはいいんですが、組み立てながらのりづけするのが困難です。

●つまようじ・竹串など
 へらとして使います。大量に使うとゴミになりうっとうしいので、僕は千枚通しを使っています。接着剤がかたまったらカッターで削ぎ落としていけばよく、1本でかれこれ5年くらい使っています。

●両面テープ
 ある程度広い面、長い面に接着剤を使うと、水分でどうしても紙がゆがんでしまいます。それが気になる場合は両面テープを使います。10ミリ幅程度のものはどこでも買えますが、東急ハンズには、2ミリ幅からはじまって3ミリ、5ミリと細い両面テープが売っていて便利です。ただし貼った瞬間に固定されてしまうので、接着剤のようにヌルヌルとずらしながら位置を調整していくことができません。シンナー(ソルベントという商品名で売ってます)を使えば、紙を傷めずはがすことができます。

●ピンセット
 細かい部分、指の届かない部分の組み立てに、一本あると非常に便利です。これはあえて必携と言ってしまいましょう。

●メンディングテープ
 接着力が弱く、はがした痕が残らないテープです。曲線部分などをのり付けした際に、乾くまでの「押さえ」として使うこともあります。

テクニック

●部品の全ての折り筋に十分に折りくせをつけてからのり付けに入りましょう。組立後の形態がより正確になります。

●説明図では表現しきれませんが、組み立ての順番によって難易度がずいぶん異なります。実際にのりづけする前に一度仮組みをして、どののりしろから接着していけば効率的か考えながら作業をしましょう。

●のりは容器から直接付けるのではなく、一度小皿などに出してからへらを使い、のりしろに薄く均一に塗ります。速乾性のものを使うと、塗っている間に乾いてしまうので注意しましょう。

●貼り合わせた部分が完全に乾いてから次ののり付けに移ります。慌ててペーパークラフトを仕上げても、別になーんの役にも立ちません。のんびりといきましょう。