ダンディな大人の男性に大人気?ためらう男2連発・香川のSさんと長崎のKさんの作品
 普段メールをいただいたり写真を送ってくれる方は、どちらかと言うと女性の方が多いのですが、ここのところ立て続けに男性の方からの投稿をいただきました。今日は2つまとめてご紹介させていただきます。決して男だからという理由で労力を惜しんでいるわけではないのですよ。女性に甘いのは自他ともに認めるところですし、担当者が女性だとけっこう無茶な要求でもついつい飲んでしまう傾向があるのは事実ですが、今回に関してはそんな理由じゃございません。文面から察するにお二方ともほぼ同年代、しかも同じ「ためらう男」を、かなりの高レベルで完成させていただいたということで、2つ並べてのご紹介です。(2006/12/16)
 まずは、香川のSさん。お子さんと一緒に作りたいということで、カミノサウルスとからくりを何点かご購入いただきました。「ためらう男」はお父さん作、ティラノサウルスの親子は6歳と5歳の息子さんの手によるものだそうです。お父さんの仕上がりはさすがですね。角張るべき所がピシっと直角に折り曲がっています。からくりの作品では特にこの「直角」が肝心ですから、皆さんご注意ください。そしてお子さん2人の作品、小学校入学前にしてこの完成度は見事ですが、完成後「ボク・・・、こんなんじゃ物足りない」とポツリとつぶやいたそうです・・・。なんてナマイキな・・・いや頼もしい幼稚園児。お父さん、次回は是非二人にからくりキットとカッターナイフを与え、大人の威厳というものを知らしめてあげてください。
 そして次の写真は長崎のKさんの作品。写真をよく見ればお分かりでしょうか、ハンドル部分には厚紙を裏貼りして補強していただいています。大きな部品でも細かい部品でも、基本的には同じ厚さの紙を使わなければならないのが、印刷キットのちょっと悩みどころ。薄い紙だと強度に欠けるし、あまり厚すぎると細かい組み立てが大変だし、たいていはその中間あたりの紙を選ぶことが多いのですが、Kさんはその弱点を見事に見抜いて独自に補強してくださいました。メールによると土台の裏側にも厚紙をあてていただいたそうです。店頭サンプル用に僕や出版社が作る時も、同じ部分を補強しているんですよ。ご友人の方に見せたところ「俺も欲しい(完成品を)!」とのことで、ただいま2作目のためらう男に取り組んでいただいています。その調子でどんどんからくりの輪を広げていってくださいまし。組み立て費3000円くらい取ってもいいと思いまーす。