思いがけず金沢駅で公式採用・金沢駅職員Sさんたちの作品
 金沢駅にお勤めのSさんから、昨年初頭の京都水族館でのワークショップで手にいれた「北陸新幹線ブリ」を職場に飾ってもいいですか、と問い合わせを受けたのは昨年末のことでした。クライアントさんからお金をもらって特定のイベント向けに制作したものを、駅という公共スペースに展示するのはちょっと問題あるかも・・・と一瞬思ったものの、まぁ一体だけなら大丈夫でしょうとお答えしたところ、その翌週、JR西日本交流推進委員会という物々しい部署の方から電話がかかってきました。やっぱり勝手に判断しちゃマズかったかとドキドキしながらお話をうかがったところ、何でも展示を見た駅長さんがブリを気に入って、これを駅の展示に大っぴらに使えないかと連絡があったとのこと。元々のイベント主催者だった京都鉄道博物館がJRの運営ということもあって、そこから先は話がサクサク進み、晴れて金沢駅の公認ブリとして堂々と飾ってもらえるようになりました。
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 僕が送った展開図を職員の皆さんがコツコツ切り抜いて組み立てて、金沢駅と富山駅の緑の窓口に飾ってくれているそうです。最初は自分の年賀状のために勝手に作ったものが、ワークショップの教材、駅の展示とどんどん広がっていく様子は、まるでわらしべ長者のお話のようでした(長者にはなってませんけどね)。一緒に飾ってある灯篭や甲冑は、昨年お仕事をさせてもらったアイオー・データ・機器さんの作品で、小学生時代を過ごした金沢との不思議なご縁を感じる出来事でした。富樫小学校と十一屋小学校のみんな、元気ー?(2017.3.3)