新(中)旧・三世代にわたる常連さん達の作品
 ちょっと更新をサボっている間に、立て続けにいい感じの投稿をいただきました。今回は年末にふさわしく、紙工房の来し方をちょっと振り返りつつ、三名の投稿を一挙に紹介します。
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 まずは2000年の開設以来のお得意さま、おそらく僕の作品のほとんどを作ってくれているのではないかと思われる、北海道のIさんから久しぶりの投稿です。メールや掲示板や年賀状を通して長年のお付き合いの方も多い一方、お子さんや本人が成長して関心が他に移ってしまう方もいらっしゃる中、たぶん当時から充分に成人男性だったIさんは、17年経っても相変わらずの情熱をペーパークラフトに向け続けてくれている貴重な存在です。僕も我ながらよく続けてこられたな〜なんて思う時もありますが、大人になっちゃうと17年なんてあっと言う間ですよね。
 今回の投稿は、最近はDLマーケットで発表を続けているからくりペーパークラフトの一連の作品。「日本一起用な病院職員」の肩書きにたがわず、すべて50%に縮小して作ってあるそうです。「それでもちゃんと動くのが坂さんの作品のすごいところです」と書いてくださいましたが、すごいのは組み立ての技術だと思います。
 そしてお二人目は、3年前からものすごいペースで制作&投稿をいただいている、おなじみスカイさん。こちらも最新作の「遠慮のかたまり」を作ってくださいました。ここだけの話、販売を開始してからしばらく経っていた展開図に誤植を見つけてこっそりメールで教えてくれたのもスカイさんです。3年前に最初にメールをいただいたのも、確かキリンの展開図にあったミスのご指摘だったような記憶が。17年やってても時々やらかしてしまうので、引き続きよろしくお願いします。
 最後は今年投稿デビューしたむすぶさん。今回はクリスマスに向けて「トナカイの準備体操」を作っていただきました。いつものように、ツィッターで動画も公開済みです( 12月8日のツイート)。毎回プリンターに頼らず、色や柄は紙を使い分けて再現しているむすぶさん、さすがにトナカイの履いているスニーカーはプリントかと思いきや、こちらもしっかり切り貼りでした。3枚目の写真は職場のイベントでペーパークラフトを展示した時の様子だそうです。動かし方を説明したパネルもしっかり自作していただいて、職場の方々にも大好評だったとのこと。ありがとうございました。
 以上、年代も性別も違うお三方からの投稿でした。老若男女を問わずにそこそこ楽しんでいただけるよう、来年もコツコツ作っていきますので、引き続きよろしくお願いします。(2016.12.16)